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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生17巻4号

1955年04月発行

文献概要

特集 医療制度とその盲点(Ⅱ)

生活保護法による医療扶助

著者: 黒木利克1

所属機関: 1厚生省社会局保護課

ページ範囲:P.23 - P.27

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まえがき
 生活保護法による保護には,周知のように,生活扶助,教育扶助,住宅扶助,医療扶助,出産扶助,生業扶助及び葬祭扶助の七種の扶助があるが,これらのうちでその実施上また制度的にも最も多くの且つ困難な問題をもつているのは,医療扶助だということができよう。
 生活保護法施行以来,医療扶助の受給人員は,増加の一途を辿り,その他の扶助の受給人員が減少乃至横這いの傾向を示しているのに対して顕著な対照をなしているし,また医療扶助費の保護費支出総額のうちに占める割合も逐年上昇し,今や保護費支出総額の2分の1以上を占めるに至つた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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