文献詳細
--------------------
文献概要
1.緒論
疫痢はわが国に特に多発している疾患であり,しかも極めて高い致命率を示す急性伝染病である。
即ち昭和27年には年間全赤痢患者は111,709名であつて,その内疫痢の罹患者は25,338名,人口10万対罹患率は29.5にも上つている。又,致命率は過去20カ年間のいずれの年を見ても50%前後の高率を示している。
疫痢はわが国に特に多発している疾患であり,しかも極めて高い致命率を示す急性伝染病である。
即ち昭和27年には年間全赤痢患者は111,709名であつて,その内疫痢の罹患者は25,338名,人口10万対罹患率は29.5にも上つている。又,致命率は過去20カ年間のいずれの年を見ても50%前後の高率を示している。
掲載誌情報