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家畜の日本腦炎
著者: 伊藤全1
所属機関: 1農林省畜産局衞生課
ページ範囲:P.17 - P.24
文献購入ページに移動わが国に馬の非化膿性脳炎の流行が間けつ的にみられることは相当古くから知られていたが,人の日本脳炎病毒に一致する病毒が馬から分離されたのは1935年のことである。この城井等の業績は(1),1947,48年の大流行に際し多くの病毒学者により確認され,公衆衞生の上からも馬の流行性脳炎が注目されるようになつた。
その後,調査研究の進むにつれて,牛,山羊にも日本脳炎の自然発生のあることが明らかにされ(2・3),さらにこの病毒は姙娠豚に感染して死産を起すことも確認されるに至つた(2・3)。
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