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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生18巻4号

1955年10月発行

文献概要

寄生虫の諸問題 研究報告

公衆浴槽内における寄生虫卵檢査成績

著者: 淸水重矢1 中林正子1

所属機関: 1日本獸医畜産大学寄生虫学教室

ページ範囲:P.36 - P.38

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 ある種の寄生虫保有者の肛門周囲,臀部などは,その種の寄生虫卵によつてある程度汚染されるものである。汚染の程度は寄生虫の種類,寄生濃度,用便後の清拭の精粗,清拭に用いる用紙の紙質,入浴の頻度など各種の条件によつて左右される。肛囲,臀部,会陰部,手指などに付着した寄生虫卵は,入浴によつて洗い落され浴槽内に遊離する。
 公衆浴場における浴湯が,実際どの程度寄生蠕虫卵によつて汚染されるものであろうか,これに関しては三浦ら(1953)の熊本市での報告があるが,東京都所在の公衆浴場における実情を知るために,武蔵野市内のそれについて検査を行つたのでその成績を報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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