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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生18巻5号

1955年11月発行

文献概要

特集 生活改善運動の課題

丹下坂さんの記録を讀んで

著者: 石垣純二

所属機関:

ページ範囲:P.43 - P.43

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 まずこの記録を読んで,私は相変らざる丹下坂さんの熱意に打たれたのである。前半の受胎調節の必要性を,じゆんじゆんと説いておられるところにしても,「何んだ,誰でも知っていることではないか」と酷評する人もあるかもしれない。しかし,それではあなたにはその知っていることについて,どれだけの事を実行してきたかと反問されたなら,それに答えられる入がどれだけあるだろうか。
 受胎調節運動というのはもうからない仕事である。金にならない仕事である。そのもうからない仕事に自分の生活をかけ,全力を傾倒するということは,実はそう簡単なことではない。私は女史のこの勇気と実行力には蔭ながら敬意を表してきた一人である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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