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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生18巻6号

1955年12月発行

文献概要

第5回綜合医学賞入選論文

聾唖に関する生理学的研究

著者: 小川喜代子1

所属機関: 1和歌山県立和歌山聾学校

ページ範囲:P.51 - P.75

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I.序論
 聾唖とは,聴器,聴覚中枢,言語中枢の何れかに障碍があるかにより,日常の会話を聴取出来にくいものを言う。
 聾唖は中耳内耳の障碍によつておこる真性又は単純性聾唖と,言語の綜合理解力の欠陥によつて起る白痴性聾唖の如き精神的聾唖,並びに聴器,聴神経線維,聴中枢,感覚的言語中枢,発声器に対する未梢性運動中枢と,其未梢経路の構成する反射弓の何れかの部位に障碍をうけて起る聴唖と,前記三者の混合によるところの混合性聾唖とに分類される。又聾唖の原因と聴覚消失の起る時期によつて先天性と後天性聾唖とに大きく分類することも出来る。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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