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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生19巻2号

1956年02月発行

文献概要

特集 最新の予防接種 総論

予防接種実施の立場から—高率に安全に実施するために

著者: 山下章1

所属機関: 1東京都四谷保健所

ページ範囲:P.18 - P.23

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まえがき
 伝染病予防行政としての立場から,予防接種がどの程度の効果をもたらしているか。その量的な測定は困難としても,極めて大きな役割を演じていることについては何人も否定する者はなかろうと思う。この予防接種の効果をあげるためには,如何にして安全であつて有効なワクチンをつくるかという研究が第一義的に大切であることは論を俟たないが,如何にして大衆に高率に実施するかということも勝るとも劣らぬ重要性がある。私は過去4年間の東京都防疫課長としての経験と,わずかではあるが,保健所長としての体験から,予防接種を高率に而も安全に実施するためには,如何なる点が大切か,如何様の注意が必要か等について頂を追つて,2,3の点について述べてみたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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