icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生19巻5号

1956年05月発行

文献概要

研究報告

運動直後における体温測定の方法論

著者: 村上カオル1

所属機関: 1京都大学体育研究室

ページ範囲:P.38 - P.40

文献購入ページに移動
 運動時,或いはその後における生理的機能の中,体温は呼吸・脈搏・血圧などと共に,運動量や疲労の消長などを知る上にきわめて重要視すべきものとしてあげられている。
 相当激しい運動時においては体温が上昇し,さらに高温の環境ではとくにこの傾向が強いということが古くから知られている。しかし,運動の直後かえつて体温が降下する場合のあることも指摘されている。たとえば,荻原氏らは100m疾走後,体温が1〜2℃下降することを実測し,田村弘喜氏もマラソン競走後さらに強い体温の降下が2℃以上あることを発表した。しかし,それらの原因については十分の解明が与えられなかつたように思われる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら