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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生19巻6号

1956年06月発行

文献概要

特集 原子力と公衆衛生 綜説

放射性アイソトープの治療への応用

著者: 宮川正1

所属機関: 1東京大学

ページ範囲:P.31 - P.38

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まえおき
 公衆衛生の専門誌に放射性アイソトープ(以下R.I.と略記する)の治療への応用を紹介する理由を一応考えてみたい。この読者はおそらくR.Iによる治療の内容そのものよりR.I.を治療に使用する場合のR.I.に対する心構え(或は管理)に重点をおかれることと考える。R.I.の関係する分野は今後増々拡大する一方でR.I.の管理は今後あらゆる方面の専門家の立場から考案され工夫され実施されなければならない。かかる見解で国民を放射線障害から保護すると云う一般論の一部として放射線衛生の立場からR.I.による治療を眺めていただきたい。
 放射線専門医の立場としても斯る点は常々考慮し,努力して居るが他の見解から広視野に立つて考察していただくことは大切である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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