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原著
BCG接種方法に關する研究—(接種量の問題)第2報
著者: 染谷四郞1 栃内寛1 宍戸昌夫1 原富平1 川村達1 工藤祐晃2 栃内秀衞2 三田禎2 柳克巳3
所属機関: 1公衆衞生院豫防醫學部 2岩手醫學專門學校 3慶應義塾大學醫學部小兒科
ページ範囲:P.8 - P.18
文献購入ページに移動著者等の一人染谷1)はさきに0.05mg乃至0.4mg含有BCGワクチンを接種した初接種の觀察に於いて,接種後約3ヶ月位では其の接種量の多い程ツベルクリン反應(ツベルクリンを以下ツと略す)陽轉率は高く,強度も強いこと,又た接種BCG量が増加するに從ひ陽性率の最高になる時期が次第に早くなる傾向のあることを見,接種BCG量が0.1mg以上になるとツ反應の成績に餘り著しい差異が認められなかつた事を報告した。そこで今囘著者等は初接種者と再接種者に夫々種々なる量のBCGワクチンを接種し,その後のツ反應の推移を觀察した。その成績の概略をこゝに報告する。
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