icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生2巻3号

1947年08月発行

文献概要

論述

保健所の強化と今後のあり方

著者: 倉持恭一1

所属機関: 1厚生省公衆保健局

ページ範囲:P.141 - P.145

文献購入ページに移動
 先に「インターン」制度の確立に伴つて醫育の面にも積極的役割を果すことになつた保健所は,1947年4月7日附連合軍総司令部よりの厚生省に對する覺書『保健所機能の擴充強化に關する件』によつて,更にその活動分野が擴充されることになった。
指導機關として相談事業に專ら努力して來た保健所は,公衆衞生の向上及び増進に必要のある結核,性病,歯科疾患、等の治療を行ふことゝなり,更に都道府縣知事の職權に屬する公衆衞生についての行政事務をも處理することになつたのである。尚お新憲法實施に伴つて,從來警察で處理してきた衞生事務は或は都道府縣知事に,或は市區町村長に移管され,そして前者は保健所の整備をまつてこれに委任することになつたのである。即ち

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら