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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生20巻2号

1956年08月発行

文献概要

特集 最近の医学の話題 綜説

癌代謝の生化学

著者: 三浦義彰1

所属機関: 1東京大学医学部衛生看護学科

ページ範囲:P.1 - P.3

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Ⅰはじめに
 細菌やヴィールスでおこる病気の大部分に有効な薬が出来た今日,癌や肉腫などの腫瘍に対する治療薬の研究が興味をもたれていることはいうをまたない。このことは医学全体についても,「生化学」という一部門に於ても同様であろう。
 それで,もし腫瘍組織の代謝が正常組織のそれにくらべて特異な点をもつているならば,その場所を何か薬品でとめて腫瘍組織の息の根をとめようとする考えは誰でも夢に画くことである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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