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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生20巻2号

1956年08月発行

文献概要

特集 最近の医学の話題

老人病学について

著者: 大島研三1

所属機関: 1日本大学

ページ範囲:P.32 - P.33

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老人病学の概念とその必要性
 老人病学のことをGeriatrics, GereologyあるいはGerontologyと呼んで,近来は専問の立場のみならず,一般読物にまでこれがとり挙げられて今日の話題の一つとなつている。
 もとよりこの様な傾向は人類の寿命の延長が根本原因であり,対称が多くなつたからその対策が必要になつたことは間違いない事実であるが,それでは一体老人病学とは何を研究するのか,どの様な内容を含むものであるかということになると,必ずしも一定の形がある訳ではなく,これからそれが作られて行く訳である。然し乍ら可なり広汎な内容を持つたものであることは確で,基礎-公衆衛生-臨床のいろいろの分野にまで及ぶものであるが,今日までの研究の概要と将来の見通しは次の様なものであろう。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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