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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生20巻3号

1956年09月発行

文献概要

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給食施設の監視指導の要点

著者: 金原松次1

所属機関: 1厚生省公衆衛生局食品衛生課

ページ範囲:P.37 - P.40

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 学校における給食は戦後の食糧の乏しい時代に始まり,今日においてはこれに関する法律まで整備され,ユニセフの粉乳やMSAの小麦によつて小学校,中学校といつた義務教育の学校で行われている。当初は戦後の事とて,その設備も一般に極めて悪く,食品衛生の面からみて危険この上もないとも考えられていた。その後学校給食が恒久化するに従い,又世の中が落着いて来るに従い,漸次設備も改善され,又その食品取扱の方法,献立の作り方等もよくなり,今日では,満足とは言えないまでも可なりの域に達したようである。
 工場やその他の事業場の供食は,学校給食に比べて遙かに早く,むしろ戦前からのものも多い。これは工員等の単なる利便のため,或は給与の一環として,又福利厚生の事業として行われて来たものであろうが,やはりその設備は一般に悪く,相当危険な状態にあつたのであるが,今日では過半が改善され,中には市内一流のレストランに劣らないような立派なものも相当数見受けられるに至つた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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