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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生20巻5号

1956年11月発行

文献概要

特集 健康教育と公衆衞生教育 総説

学校健康教育の現状—その反省と批判

著者: 上庄洋1

所属機関: 1東京都板橋保健所

ページ範囲:P.38 - P.40

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1.健康教育の占める位置
 厚生省の楠本氏によれば健康教育とは学校衛生教育のことであり,一般社会衛生教育に対する言葉であるといわれる。およそ公衆衛生思想の普及向上には,衛生教育が不可欠の手段であることは論をまたないが,その対象とするところを大きくわけると2つに分類することができる。その1つは一般社会人,例えば家庭の主婦,或は個人で農,工,商,業を営む人達がこの部類に属する。第二が会社,事業場,学校,其他之に類する施設等で,いわゆる一定の組織に属する人達。健康教育は,この第二分類中の学校における衛生教育をいうのであつて,対象は学童並びに生徒であることは,いうまでもない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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