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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生20巻6号

1956年12月発行

文献概要

原著

鉤虫Carrierの臨床的研究(第2報)—一般症状,貧血,血清γ-Globulin及び焦性葡萄酸の消長

著者: 石崎達1 佐藤澄子1 久津見晴彦1 小林昭夫1 安田一郎1 小宮義孝1

所属機関: 1国立予防衛生研究所寄生虫部

ページ範囲:P.34 - P.41

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1.はしがき
 私達が取扱つた範囲(石崎・他,1955)では,鉤虫に感染しているが一見したところ特に支障なく野外で農業に従事している人達の大部分(70%)は,Ancylostoma duodenale(A. d. と略記す)15隻以下,Necator americanus(N. a. と略記す)100隻以下であつた。
 Smillie(1928)によればN. a. 100隻以下をCarrier乃至軽感染者として居り,又催貧血力から見て1A. d.=5N. a. と考えると述べているから,A. d. 30隻以下を軽感染者とすれば私達の対象の大部分は寄生虫数からみて軽感染者とすることが出来る。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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