文献詳細
文献概要
原著
乳幼兒アメーバ赤痢の流行例と二三の実験観察
著者: 岩井澄雄1 帖佐博1 辻昭二1 福原文明1 赤松高之2 古本浩2
所属機関: 1慶応義塾大学医学部寄生虫学教室 2慶応義塾大学医学部小児科学教室
ページ範囲:P.45 - P.51
文献購入ページに移動一般にアメーバ赤痢は成人に比して小児では少い様であり,Musserはアメーバ症は大人の病気であると云つており,Craig(1944)は感染率について小児は大人より一般に少いが,之は感染の機会が少いからで,育児院,孤児院の様な感染の機会の多い所では高率であるが,アメーバ赤痢は少くとも温帯では小児では非常に稀であると云つている。
掲載誌情報