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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生21巻12号

1957年12月発行

文献概要

特集 インフルエンザ 綜説

日本に於けるインフルエンザ流行の趨勢と対策—Ⅲ.神奈川縣の状況

著者: 時任直人1

所属機関: 1横浜市衛生局予防課

ページ範囲:P.25 - P.31

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緒言
 1957年春以来,東南アジアに流行を見たインフルエンザ(以下「イ」)は,その病原体が我々の未だ侵襲を受けたことがない新型ウイルスであつたため,文字どおり日本を席捲した。神奈川県もその例にもれず,空前の大流行を見,川崎市,横須賀市の資料から推定して全人口の凡そ40%,約117万人が罹患した。感染処女地における「イ」流行の疫学現象は我々に種々の事実を実地に教えて呉れた。これについて,その把握が比較的容易で且つ正確な集団である学校の流行の様相を観察し考察して見たい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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