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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生21巻4号

1957年04月発行

文献概要

特集 家族計画

家族計画と保健所活動

著者: 野村澄江1

所属機関: 1三良坂保健所

ページ範囲:P.31 - P.33

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 保健所(優生保護相談所)が家族計画に持つ役割は集団指導(グループ指導)を主とすべきであつて,個別指導は来所する一部の人を除いては実地指導員に任すのが当然である。只現在の段階では,集団指導のみに止つてはいられないのではないかと考えられる。
 それは,実地指導員の資格を持つ助産婦,保健婦は,一応各地に相当数あるけれど,その活動は多くの隘路に阻れて充分でない医師特に産婦人科医でも親切な指導を行う人は稀で,受胎調節の方法を知る事を切望している人達の希望を満たすのに,満足すべき状態でないからである,それで特別な地区を除いては相談所が実地指導までタツチせざるを得ない状態になつている,そして正しい意味の家族計画を行う等の受胎調節の指導に努力しているわけである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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