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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生21巻4号

1957年04月発行

文献概要

特集 家族計画

海外の家族計画の動向

著者: 村松稔1

所属機関: 1公衆衛生院

ページ範囲:P.57 - P.60

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 日本における家族計画の発展に関連して外国でこの問題がどのように考えられ,取扱われているかを見るのは,今後のわれわれの進み方にとつて1つの参考となるであろう。勿論日本には本質的な点で日本独自の立場というものがあり,外国の事情をそのまま取入れることは出来ないということもあるが,しかし,殊に家族計画の場合には,例えば東南アジアのいくつかの国の例のように,むしろ日本の経験から多少なりとも参考になるものがあれば,それを学びたいという希望もある位であるであるから,とにかく種々の国々の状態を参照し合うということは,日毎に狭くなつている地球に住むわれわれとしてやつてみる価値のあるものにちがいない。
 そこで,以下に,海外の家族計画の動向をなるべく広く紹介しようと思うが,便宜上全体を2つの部分に分けることとする。最初の部分では国家としての人口事情あるいは人口政策と家族計画とがどのように結びつけられているかを述べ,第2の部分では主として国際家族計画連盟**に参加している,家族計画に比較的積極的な国々の具体的活動の事情を概観することにしたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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