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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生21巻6号

1957年06月発行

文献概要

綜説

赤痢問題の徹底的検討

著者: 平山雄1

所属機関: 1国立公衆衛生院

ページ範囲:P.15 - P.20

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1.はじめに
 「万策つきた」という言葉が,割合簡単に使われているが,その「万策」に近い防疫関係者の奔命にかかわらず,わが国の赤痢は年々猖獗を極めている……。
 これは,新潟県衛生研究所篠川至所長の言(日本臨床13巻7号,昭和30年7月)であるが,既に2年を経た今日でも,事態は少しも好転していない。後世の歴史家はいかにこれを記述し批判するであろうか。それを考える時,改めて赤痢,疫痢問題解決に新鮮な意慾を燃やし,あるべき対策の姿について徹底的検討を行う必要性を痛感する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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