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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生22巻1号

1958年01月発行

文献概要

原著

石灰窒素のレプトスピラに対する作用(Ⅲ)—シアナミド,生石灰及びカーバイドのレプトスピラ殺滅作用

著者: 山地幸雄1 志波剛1 石関忠一1 小嶋秩夫1 八田貞義2

所属機関: 1国立衛生試験所衛生細菌部 2日本医科大学衛生学教室

ページ範囲:P.55 - P.58

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 前報1,2)までにわれわれはLeptospira ictero-haemorrhagiae,及びLeptospira pyrogenesの試験管内培養液に石灰窒素を加えると,レプトスピラが消失し,石灰窒素のこの作用には該肥料中のカルシウムシアナミド,及び生石灰が関与すると推定した。そして更に一部の人々により考えられた石灰窒素より青酸が生ずる,との説を否定する結果を得,また石灰窒素の分解過程に生ずるグアニルシアナミドには,殺レプトスピラ作用はないと認めた。
 今回は上記の推定を実証するため精製シアナミド,及び生石灰の殺レプトスピラ作用について実験を行ない,更にカーバイトの殺レプトスピラ作用について検討を加えた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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