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原著
腐敗アミンと食中毒との関連に関する一考察
著者: 岩本多喜男1 飯田広夫1 安藤芳明1
所属機関: 1北海道立衛生研究所
ページ範囲:P.59 - P.61
文献購入ページに移動又昭和30年の夏期に全国的に多発した「いか中毒」の原因については,各方面で検討していたが,玉利,岡田,柳沢5)らは構造未知の有毒性アミンを抽出してこれを原因物質と推定している。この様に一部は解明されたものもあるが,大部分は未知であり,たとえ検体中から中毒性アミンが検出されても,その量が極めて微量であつたり,検体そのものの摂取された食品との異同が疑問視されたりして,容易にその原因がつかめないのである。
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