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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生22巻10号

1958年10月発行

文献概要

綜説

厚生省20年の回顧と將来—機構を中心として

著者: 栗山廉平1

所属機関: 1厚生大臣官房総務課

ページ範囲:P.518 - P.522

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発足から終戦までの機構と行政の大要
 厚生省が新設されたのは,昭和13年1月11日であるが,当時の日本は,その前年7月に満洲事変が勃発し,国際情勢は極めて緊張の度を加え,事変の前途は相当に長びくものと思われていた。
 これに対処するには先ず人的資源の確保と国民の福祉と健康を増進することが第1の要務であると考えられ,昭和12年6月4日に成立した第一次近衛内閣は,同年7月9日の閣議に於て「国民体力の向上及び国民福祉の増進を図るため,これに関する行政を綜合統一すると共に,これを拡充刷進することは喫緊の要務なり」として保健社会省の設置方針及び要綱を決定したのである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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