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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生22巻10号

1958年10月発行

文献概要

原著

ヒドラジドによる有珪肺者における結核予防に関する研究

著者: 吉田寿三郎1 渋川陸雄2 野島清2

所属機関: 1国立公衆衛生院 2足尾鉱業所病院

ページ範囲:P.539 - P.541

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 珪肺をもつ者は結核が合併し易く,その予後はよくないと云われている。
 F社A鉱業所における業務上認定珪肺患者につき,その経過を公表する許しを得たが,ここに昭和22年以降最近にいたるまでの全患者を療養開始歴年別に分類すると第1表の如くである。これを見るに,療養開始を時既に結核を合併するものは78%で,珪肺症のみで療養を始めたものもその経過中に結核を併発する例が多かつた。また,今日認定珪肺患者の30%が死亡している。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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