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原著
集団赤痢(細菌性)におけるストレプトマイシン集団内服の効果とその検討
著者: 古屋暁一1 飯塚晴夫1 須田正道1 山縣英士1 中尾恿1 佐野一郎1 多田瞭之助2 小酒井望3 山名貴美子3
所属機関: 1国立東京第一病院内科 2国立東京第一病院小児科 3国立東京第一病院検査科
ページ範囲:P.545 - P.548
文献購入ページに移動かかる場合,如何なる手段が従来考慮されていたであろうか。例えば,Todd1)らは病原大腸菌O111による大腸菌性腸炎の院内発生に際しMedical Research Council(London)2)のすすめる院内交叉感染防止法を実施したにも拘わらず続発患者が跡を断たぬので,発症するとせぬとに拘わらず総ての菌陽性者にクロラムフエニコールまたはサルフアダイアヂンを内服せしめ,これらの薬物が "Prophylactic Agent" として有効であつたことを認め,院内感染が通常の防疫方法では防ぎきれぬとき,このように薬剤を使用することは価値ある方法であると述べている。
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