icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生22巻11号

1958年11月発行

文献概要

原著

青酸ガス燻蒸による船舶内のねずみ族駆除について

著者: 前田弘近1 豊増勝萬2 玉ノ井恒3

所属機関: 1鹿児島検疫所 2小樽検疫所衛生課 3門司検疫所津久見出張所

ページ範囲:P.622 - P.625

文献購入ページに移動
 外航船舶は国際衛生規則によつて,ペスト予防の見地から,ねずみ族の駆除を施行しているが,現在では,二酸化硫黄による少数の国を除いて,大部分の国は青酸ガス燻蒸による方法を採用している。我国においても,戦後は専らこの方法を用いているが,青酸ガスは生物に対して猛毒を有するので,燻蒸作業に当り,これが取扱に細心の注意を要するは勿論,ガスの船内における拡散,浸透及び吸着の状態,ねずみ族に対する作用並びに燻蒸後のガス換気等についてよく理解し,ねずみ族駆除の目的を達すると共に危害の防止に当らねばならない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら