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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生22巻3号

1958年03月発行

文献概要

原著

新生児出血性疾患の予防に関するビタミンKの妊婦集団投与成績(特に未熟児に対する効果)について

著者: 小糸賢太郎1 竹内欣一2 渡部恒雄2

所属機関: 1愛媛県八幡浜保健所 2愛媛県壬生川保健所

ページ範囲:P.165 - P.168

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緒言
 昭和28年第5回中国・四国小児科学会に於いて,愛媛県周桑郡に於ける乳児死亡率をα指数より観察し,新生児対策が母子衛生の重点課題であり,新生児期では生後2,3日以内に起る血液プロトロンビン濃度の低下による出血性疾患乃至その潜在型が死亡率,脳障害の発現その他に相当影響を及ぼしているのではないかと想像した。
 分娩直前の妊婦にV・Kを投与することによつて新生児の血液プロトロンビン濃度が上昇することは既に証明されており,之を公衆衛生の面から集団的に投与して新生児出血性疾患を予防しようと試みた余等は,同郡に於ける昭和28年9月以降30年8月までの成績を第7回中国・四国小児科学会に於て中間報告済である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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