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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生22巻4号

1958年04月発行

文献概要

原著

九州,北海道等の炭鉱從業員寄生虫相の研究(第3報)—ブロムナフトール剤及びピペラジン剤による駆虫成績

著者: 佐々学1 林滋生1 徳力久二郎1 白坂龍曠1 三浦昭子1 佐藤孝慈1 高田敦徳1 若杉幹太郎1 福井正信1 長田泰博1

所属機関: 1東京大学伝染病研究所寄生虫研究部

ページ範囲:P.206 - P.210

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 我々は1956年10月より12月末にかけて三菱鉱業健康保険組合に所属する九州,北海道などの炭鉱従業員約3万人につき,検査材料を東京の研究室に輸送し,これに塗抹法,飽和食塩水浮游法試験管培養法の3法を併用する寄生虫検査を実施した成績を報告した1)。その後1957年3月に全地区ほぼ一斉に鉤虫及び蛔虫保有者に対して,それぞれ1-ブロモ,ナフトール(2)(オーミン・富山化学製)及びピペラジン・ハイドレート(ベキシン・田辺製薬製)を用い,集団駆虫を実施し,さらに凡そ2カ月目に再び前回と同様の3法併用検便を行つてその陰転率をしらべたので,その成績をここに報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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