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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生22巻4号

1958年04月発行

文献概要

原著

Piperazine製剤による學校集団蟯虫驅虫の効果について

著者: 松本一男1 仲井正名1 杉野昭一1 大橋貞子1 土田龍也1 島崎弘郎1 西村和彦1 中野宗一1 久原良躬1 蒲生達次1 富山艶子1 森正夫1

所属機関: 1大阪市立大学医学部小児科学教室

ページ範囲:P.223 - P.226

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はしがき
 従来蟯虫駆除には,下剤投与法,浣腸洗腸法,肛門部位軟膏塗布法,或いはゲンチアナビオレツトのような色素殺虫剤を用いる方法等があつたが各れも不充分な駆虫効果しか認められなかつた。近年Piperazine製剤が蟯虫駆除に対して有効であることが報告せられ,我が国でもPiperazineを蟯虫駆除に用いた人々は奈良,吉松,武知,川本等多数の人々がいる。各れも良好な成績を報告している。
 我々も前記の蛔虫編でのべた工場地帯における某小学校児童,特に低学年を対照としてPiperazineによる蟯虫駆除効果を観察し,その成績を得たので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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