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特集 健康の疫学
保険医学の立場から
著者: 一色嗣武1
所属機関: 1朝日生命保険相互会社
ページ範囲:P.256 - P.260
文献購入ページに移動生命保険における医的選択は死亡率を基準として行われるものである。死亡保険に無条件で契約できるものを標準体という。標準体は死亡率の良好な集団であり,死亡率が一定の範囲内にあるべき条件を備えたものである。保険医学上の標準体を健康体と解釈されないこともないが,標準体は健康の通念と若干相違するものがある。
例えば,後に述べるように低血圧は死亡率が良好で診査時の低血圧には本態性低血圧症が包含されているものと思われるが,標準体に属する。
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