文献詳細
原著
文献概要
緒言
本邦各地に於ける鉤虫の疫学的調査が,近時盛に行われ教室においてもすでに数年来,中部日本諸地域の調査研究が続行され,特に1952年より1955年に亘り,吉田は京都市内及びその周辺農村地帯の調査を実施し,京都市周辺の鉤虫の濃度は北部及び東南部の山間地帯に比較的低く(10%前後),南部低地及び南西部丘陵地帯において比較的高い事を報告している。
著者等は1957年4月より山城盆地の南部2農村の鉤虫の疫学的調査及びその集団駆虫を実施し若干の成績を得たので報告する。
本邦各地に於ける鉤虫の疫学的調査が,近時盛に行われ教室においてもすでに数年来,中部日本諸地域の調査研究が続行され,特に1952年より1955年に亘り,吉田は京都市内及びその周辺農村地帯の調査を実施し,京都市周辺の鉤虫の濃度は北部及び東南部の山間地帯に比較的低く(10%前後),南部低地及び南西部丘陵地帯において比較的高い事を報告している。
著者等は1957年4月より山城盆地の南部2農村の鉤虫の疫学的調査及びその集団駆虫を実施し若干の成績を得たので報告する。
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