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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生22巻9号

1958年09月発行

文献概要

特集 国民健康保険と公衆衞生

国保統計の利用

著者: 松浦十四郎1

所属機関: 1厚生省保険局医療課

ページ範囲:P.489 - P.491

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 国民健康保険が実施されている地域では,その住民の大部分が――被保護者,被用者保険被保険者,被扶養者が部分的に除かれているが――被保険者となつているから,その地域における発病または有病の状況を知るのに国保の診療統計を利用することは非常に役に立つと思われる。
 ただ国保が実施されている地域でも,患者は一部負担金を払わなければならないのであるから,経済的な事情によりすべての患者が自由に受療することができるとは限らず,また医療機関の分布衛生知識の普及度等の影響により国保統計は必らずしもその地域の発病,有病についての完全な資料になりうるとはいいえない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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