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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生22巻9号

1958年09月発行

文献概要

特集 国民健康保険と公衆衞生 隨想

国民健康保険と保健所

著者: 小宮山新一1

所属機関: 1川崎市高津保健所

ページ範囲:P.496 - P.497

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 国民皆保険の計画が進展するにつれて,国保と保健所の関係が,あちらこちらで論議されるようになつてきた「公衆衛生と社会保障」といつた原則論から,保健所の保健婦と国保の保健婦というような具体的な問題までいろいろと論じられてはいるが,いつになつても,すつきりとした結論をきくことはできなかつた。何か本質的なところで,大きくくい違つているのではないだろうか。
 そもそも国民健康保険が生まれてもう20年になる。保健所も同じく20周年を迎えるわけである。20年も経つたら,もう少し具体的に両者の結びつきができてもよさそうなものである。もともと国保と保健所とは,いわば一卵性双生児とでもいいたいところであるが,現実にははら違いの兄弟というのが,ほんとの姿のようである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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