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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生23巻1号

1959年01月発行

文献概要

特集 保健所管理 解説

保健所管理セミナーについて

著者: 橋本正己1

所属機関: 1国立公衆衛生院衛生行政学部

ページ範囲:P.3 - P.7

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はしがき
 新しい発足以来10年余を経たわが国の保健所活動は,戦後の公衆衛生の発展に大きな役割を果してきたが,現在2つの意味で一大転換期に直面しているといえる。すなわち,第一には戦後主として与えられたものとして推移してきた保健所活動に対するわが国の実情に即した再検討を,第二には国民皆保険を中核とした医療保障制度の伸展に伴い,社会保障制度の中における公衆衛生活動の立場を明らかにするとともに,このような社会情勢の動きに即応した保健所活動のあり方の確立を迫られているのである。
 昭和33年9月15日から30日までの正味2週間,公衆衛生院で開かれた保健所長を対象とする保健所管理セミナーは,このような時代の要請に応えて今後の保健所活動の正しい進路を見出すための試みであり,その準備や企画については,新しい角度から大いに工夫がこらされ努力がなされた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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