icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生23巻10号

1959年10月発行

文献概要

原著

昭和32年栃木県下に流行したインフルエンザA/アジア/57の疫学的病源学的研究

著者: 塩沢満1

所属機関: 1国立予防衛生研究所細菌部

ページ範囲:P.633 - P.646

文献購入ページに移動
I.緒言
 1957年4月支那大陸からの避難民によつてもたらされた香港に於ける,インフルエンザ(以下「イ」)A/アジア/57の流行はその後,フイリッピン,タイ,シンガポール等のアジア各地は勿論7月初めにはオランダ,英国,アメリカ大陸にまで,その猛威をふるい,文字通りのPandemieとなつた。
 我が国に「イ」A/アジア/57の侵襲を見たのは5月10日頃1)からで,東京,横浜,神戸などの大都市を中心として拡がつた。栃木県に於ては6月上旬より「イ」による学童の集団欠席が相次いで発生している。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら