icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生23巻11号

1959年11月発行

文献概要

特集 精神衛生(Ⅱ)

新しい精神病院

著者: 江副勉1

所属機関: 1東京都立松沢病院

ページ範囲:P.675 - P.680

文献購入ページに移動
I.はしがき
 最近精神病院のあり方についての関心がひじように強くなつてきており,1957年には第1回病院精神医学懇話会1)が国立武蔵療養所でひらかれた。外国でも精神病院の問題をあつかつた本が何冊も出版されているし2)〜6),国際的には世界保健機構の精神衛生専門委員会がこの問題ととりくんでいる7)8)
 ところで,現在精神病院改革運動の先頭にたつているイギリスWarlingham Park Hospitalの院長T. P. Reesが1956年王立医学心理学会年次総会で精神病院のあり方をのべた会長演説8)は"Back to Moral Treatment andCommunity Care"と題されている。"復帰"というからには,過去になにかよいものがあつたにちがいない。事実,ふるい文献をよむと,いま新しい旗印のようにさけばれている"opendoor"という言葉がたびたびでてくるのである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら