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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生23巻12号

1959年12月発行

文献概要

「医学生に対する衛生学公衆衛生学の教育」についてのアンケート

医学生に対する疫学及び疾病予防の教育について

著者: 岡田博1

所属機関: 1名古屋大学

ページ範囲:P.747 - P.747

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 疫学という学問は甚だ古くから存在したに拘らず今日に於ても新らしい領域に属すると考えられている学問であつて,我国に於ては医科大学に講筵が設けられて十余年しか経たない。この学問の包含する内容は昔は感染症を対象としたものであつたがその後非感染性疾患も包括され近年は医学的生態学というともすれば足許を見失いがちな広汎な領域迄拡大されるに至つたのてあつて,医学の他の諸分科と異なり困つたことには今日に於ても確然とした体系が樹立されていないのである。従つて疫学の講義の内容は各人で相当異なつていることが想像される私自身この講義を受持つて10年程経つが正直のところ毎年教育はこれでよいのかと反省し苦慮している。今回金光教授の教育方針を読んで流石金光教授丈あると感心すると共に大いに共鳴している点が多い。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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