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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生23巻12号

1959年12月発行

文献概要

原著

オゾン殺菌灯の殺菌効力について

著者: 田口勝久1

所属機関: 1国立公衆衛生院

ページ範囲:P.752 - P.755

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I.緒言
 近年家庭生活の文化的向上と公衆衛生の発達に伴つて,電気器具の衛生面への応用が著しく多くなつてきた。その主なるものは紫外線殺菌灯,オゾン殺菌灯等で食品衛生・環境衛生・防疫等各方面に広く利用されつつあり,特に病原菌殺滅,食器具の保管中における衛生的管理,理美容器具の消毒,室内空気の清浄化等にオゾン殺菌灯の応用が有効といわれている1)2)
 オゾンによる殺菌は紫外線と異り被照射面だけの殺菌でなく,ガス状に発生したオゾンの拡散浸潤によつて室内一様に殺菌作用が行なわれるもので,この殺菌法は欧米諸国においては水道水等に早くより応用されたが,我国では消費電力量その他の理由により実用化が遅れていたものである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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