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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生23巻12号

1959年12月発行

文献概要

原著

熔接ヒユームの粒径に関する調査研究

著者: 近藤東郎1 須藤清二1 祝成之助1

所属機関: 1慶大医学部衛生学・公衆衛生学教室

ページ範囲:P.760 - P.763

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 熔接技術は近年に於いてその価値を認められ,極めて広範囲に各種産業に亘つて利用されている。特に我国のように造船工業の盛んな国での需要は我々の想像を超えるものがある。
 熔接作業に伴つて発生するヒユームは使用する熔接棒の種類により異なるが,このヒユームを吸入することによつて惹起するであろう作業者の塵肺もまた当然問題となるところである1)。一方,肺胞に沈着する塵埃粒子の大きさはBrown,Hatch2)その他の破究者9)によつて大体決定されている。従つて熔接ヒユームの粒度分布の状態を知ることは熔接作業の有害性を評価する為に必要である。以上のような観点から,我々は最近諸外国で塵埃研究に屡々使用されているカスケード・インパクター3)10)によつて調査研究を行つたので,その結果を報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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