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原著
熔接ヒユームの粒径に関する調査研究
著者: 近藤東郎1 須藤清二1 祝成之助1
所属機関: 1慶大医学部衛生学・公衆衛生学教室
ページ範囲:P.760 - P.763
文献購入ページに移動熔接作業に伴つて発生するヒユームは使用する熔接棒の種類により異なるが,このヒユームを吸入することによつて惹起するであろう作業者の塵肺もまた当然問題となるところである1)。一方,肺胞に沈着する塵埃粒子の大きさはBrown,Hatch2)その他の破究者9)によつて大体決定されている。従つて熔接ヒユームの粒度分布の状態を知ることは熔接作業の有害性を評価する為に必要である。以上のような観点から,我々は最近諸外国で塵埃研究に屡々使用されているカスケード・インパクター3)10)によつて調査研究を行つたので,その結果を報告する。
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