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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生23巻3号

1959年03月発行

文献概要

原著

眼底所見を主とする高血圧集団檢診方式の研究—第1報.一般社会集団における眼底有所見者の存在

著者: 新井宏朋1

所属機関: 1千葉大学医学部公衆衛生学教室

ページ範囲:P.213 - P.220

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I.緒言
 高血圧,血管硬化の研究は近年卒中死が国民死因分類の第一位をしめるとともに,その数は増え研究内容も多岐にわたり詳細を極めている。高血圧,血管硬化の眼底所見についても現在までに多くの報告があり1)2)患者の病型,病期,予後の決定に眼底所見が重要な事は先人により既に認められている。しかし,これらの報告の多くは病院の入院,外来患者等の特別な環境にある個人を対象とした成績を集計したもので一般社会集団中の眼底有所見者の実態や,それに対する対策等の集団の健康管理を目的とした研究は非常に少い。
 私は高血圧,血管硬化の予防医学的研究をこの方面より実施しているので,ここに現在までの知見を報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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