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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生23巻7号

1959年07月発行

文献概要

特集 乳肉衛生

搾乳衛生

著者: 伊藤元彦1

所属機関: 1東京都衛生局獣医衛生課

ページ範囲:P.410 - P.414

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 乳幼児が母親の乳房から直接乳を飲むように我々が清潔で健康な乳牛の乳房から直接牛乳を飲むことができたら,最も清潔で美味しく,最も安全である訳であるが,実際はそうはゆかない,牛乳は搾られてから各家庭に配達されるまでに,相当長い時間と取扱い上複雑な過程を必要とする。この間に非常に沢山の人手をかり,又非常に沢山の機械,器具類に接触する以上,細菌によつて汚染される機会が非常に多い訳である。
 この細菌中には病原菌と,非病原菌による汚染があり,いわば四六時中細菌の挑戦を受けている訳である。そこで,これらの細菌の汚染を防止して,牛乳の安全性を確保するために,搾乳衛生の重要性が叫ばれているのである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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