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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生23巻7号

1959年07月発行

文献概要

原著

高血圧の統計学的観察(第2報)—中学生の血圧について(その1)

著者: 古川三雄1

所属機関: 1岩手県国保直営晴山診療所

ページ範囲:P.460 - P.463

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I.はしがき
 近藤1)および中沢2)は青少年における高血圧の発生は遺伝素質と密接な関係があると述べており丘3)も家系における遺伝の濃さが若年性高血圧の発生頻度に関係があるといつているが,果して,若年者の高血圧は,遺伝的要素のみによつて決定づけられるであろうか。身体的要素ならびに生活環境はどの程度影響するであろうか。
 わたくしは,このたび,高血圧者の発生頻度の比較的高いと思われる東北の一農山村において,中学生207名(うち男96名,女111名)の血圧を測定し,身長,体重,比体重および1分間の脈搏数との関係を追及したので報告する。なお,遺伝と生活環境が血圧に及ぼす影響については,第3報において報告する予定である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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