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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生24巻1号

1960年01月発行

文献概要

特集 保健所管理 第2回保健所管理セミナー

3.成人病対策—成人病対策における保健所の役割

著者: 矢野尚二1 山形操六1 松田心一2 宮入正人2 平山雄2 橋本正己3 辻正治4 和田元震5 長谷川豊男6 塩沢満7 掃部俊造8

所属機関: 1厚生省公衆衛生局企画課 2公衆衛生院疫学部 3公衆衛生院衛生行政学部 4奈良県生駒保健所 5千葉県五井保健所 6京都市上京保健所 7栃木県足利保健所 8三重県尾鷲保健所

ページ範囲:P.45 - P.51

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発題講義の要旨
 山形操六講師 成人病の定義:成人病とはadult diseasesの直訳である。老化現象に伴つて現われる疾病であるが,老人性難聴などはこれに入れない。
 現在死因順の最も高い脳卒中,ガン,心臓病などをとりあげている。老人病といわず成人病という理由は,(1)癌は40〜50歳の死亡が最も多い。この年齢層に焦点をあわさねばならぬが,これらの年齢は老人とはいえない。(2)将来公衆衛生の進歩とともにこの疾病を予防する対策はさらに低い年齢層から開始されねばならなくなるであろう。(3)対社会的にも成人病対策を大きくつかむ方が老人病対策という表現よりもよい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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