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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生24巻10号

1960年10月発行

文献概要

原著

主要死因を除き得れば小倉市民の平均余命は幾年延びるか(昭和30年)

著者: 坂田守1

所属機関: 1小倉市南保健所

ページ範囲:P.567 - P.574

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I.緒言
 生命表はその国の,あるいは,ある地域住民の健康状態を,綜合的な見地から表わしたものであるが,死亡は総ての死因を一括して取り扱つてあるので,各死因別死亡との関係は不明である。ある死因が仮りにないもの,即ち,ある死因で死亡する者が全然ないものとした場合の生命表を作製するならば,その死因により,いかほど平均余命が短縮されているか,言いかえれば,平均余命にいかなる影響を与えているかを知ることが出来る。すべての死因についてこれを行えば,どの疾病が平均余命に重要な関係があり,いかなる年齢層に強く影響しているか知ることが出来る。
 余はさきに,昭和30年の小倉市簡略生命表を作製したが,それを利用して,今回更に小倉市における主要死因の平均余命におよぼす影響について検討してみた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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