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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生24巻11号

1960年11月発行

文献概要

文献

ホルマリン不活性化ポリオワクチンの腸管感染に対する影響,他

著者: 前田

所属機関:

ページ範囲:P.587 - P.587

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 ホルマリンによる不活性化ポリオワクチン(Salk)が一般に実施され出してからアメリカの麻痺性ポリオ患者が激減したことは周知の事実である。ワクチンにより腸管のポリオヴイールスに対する感受性が弱まり,その結果ヴイールス排泄が減り,ヴイールスに対する曝露の機会が減つたのか。これを調べるために,ワクチン実施歴が明らかなポリオ患者と,ワクチンを実施してない患者とを,その実施をも含めて114家族について委しい調査を実施した。
 被検者全員の糞便からヴイールスの分離と,血清中和抗体価の決定をして,ワクチン実施歴に関する疫学的事項とを照合してみたのである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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