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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生24巻11号

1960年11月発行

文献概要

特集 社会医学

八千穂村の健康管理の結果を通してみたる健康と環境因子との相関について

著者: 若月俊一1 松島松翠1 寺島重信1 古瀬和寛1 堀尾仁1 井出秀郷1 清水博子1

所属機関: 1長野県佐久総合病院

ページ範囲:P.603 - P.611

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I.前言
 私達は何故特に健康状態と環境因子との関係を追求するか。--私達は農村病院に勤めて,治療だけでわが事終れりとしてるわけにいかない。どうしても農民に対する予防医学的活動をやらなければならない。それには,農民の生活の条件と発病の原因との連関を具体的によく知つていなければならないわけである。
 じつさい,農民の貧しい生活の実情を見れば見るほど,また,農民の発病の模様を知れば知るほど,農村に多いさまざまの病気の原因ないし誘因が彼らの日常のくらしの環境の中に,深く且つ広く根を張つていることを痛感せざるを得ないのである。これを明らかにすることが私達の任務だ。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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