icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生24巻12号

1960年12月発行

文献概要

綜説

中小企業における衛生管理の協同化について

著者: 東田敏夫1

所属機関: 1関西医大公衆衛生学教室

ページ範囲:P.652 - P.658

文献購入ページに移動
I.中小企業の衛生事情
 わが国の産業労働者2,000万のうち,1,200万即ち全労働者の60%は29人以下の小企業の従業員で占めており,労働基準法による衛生管理者が設置されない50人未満の事業場で就業する労働者は全労働者の70%に及ぶであろう(第1表)。
 労働基準監督年報によると,経営規模が小さい企業体ほど,労働基準法違反率が高く,違反事項には,安全衛生関係,とくに危害防止および環境衛生上必要な処置や健康診断の実施をおこたつている事例が多い(第2表)。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら