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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生24巻2号

1960年02月発行

文献概要

原著

神奈川県における珪肺発生の現況

著者: 近藤東郎1 須藤清二1 酒向睦1 伴野義郎1 大木千秋2

所属機関: 1慶大医学部衛生学公衆衛生学教室 2労働省職業訓練部補導課

ページ範囲:P.120 - P.124

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 粉塵職業病として最もよく知られている珪肺の歴史は古い。故に本症の病理機転,発生状況については数多くの精細な研究がなされている1)。我国においては特に戦後,労働省の設置を契機として,珪肺発生の現況を知るべく巡回検診が各種産業労働者に対して行われた。このような資料を核とした5年有余の準備期間の後,昭和30年9月に至つて「珪肺等特別保護法」が施行されたわけである。
 著者等のうち近藤,大木は同法施行の当時偶々神奈川労働基準局に在籍しており,この法律の円滑なる運営を監守する立場にあつた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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