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原著
避妊薬の殺精子試験について—国家検定法と水野法との比較
著者: 山地幸雄1 石関忠一2 小嶋秩夫2 宰田和子2
所属機関: 1日本医科大学細菌学教室 2国立衛生試験所衛生微生物部
ページ範囲:P.587 - P.590
文献購入ページに移動避姙薬の殺精子試験法は1929年ごろよりBaker2),Brown-Gamble3),水野4),Gamble5)およびDavidson6)らにより,種々の方法が考案されたが,それらの原理は混合法すなわち薬剤稀釈液と精液とを混合して,その際の精子の運動停止を検鏡観察するか,あるいは接触法すなわち,薬剤と精液とをガラス器具を用いて接触させ,精液内の精子の運動停止を検鏡観察する方法かの,いずれかである。
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